学会ロゴマーク

 解剖学雑誌89巻1・2合併号にて公募しました学会ロゴマークですが、会員各位から寄せられた15作品の中から平成26年9月1日〜10月7日で会員によるオンライン投票を行った結果、白石 昌武 氏(金沢大学医薬保健学域医学系機能解剖学)から寄せられた作品が最多得票により選定され、本学会ロゴマークとして決定しました。

ロゴマーク

日本解剖学会ロゴマーク

【意匠説明 : 白石 昌武 氏の応募書類より】
 The Japanese Association of Anatomistsのロゴタイプは細身のイタリアン書体として、頭文字を強調して斜めに並ぶように配置した。アメリカ解剖学会のホームページを参考に、”The”は除いて全て大文字とし、ロゴ全体を拡大縮小した際にも文字がつぶれる事のないように配慮した。
 また、下部の余白には小田野直武により「解体新書」の扉絵に描かれたアダムとイヴをシルエットとして配置して、日本における解剖の幕開けをイメージした。「解体新書」の刊行後、日本の医学が発展したことはもちろんであるが、オランダ語の理解が進み、鎖国下の日本において西洋の文物を理解する下地が出来た事は重要であり、解剖学の新しい幕開けという意味のみならず、後の文明開化にも繋がる影響は多大である。
 色については、以前の解剖学雑誌のえんじ色をイメージして濃い赤色系でまとめてみた。解剖学会を象徴する色として相応しいと思われる。“JAPANESE ASSOCIATION OF ANATOMISTS“の色調を基本とすると“六角形の枠と日本解剖学会の文字”はやや濃く、白黒での使用も考慮して“2体のシルエット”はかなり薄くした。全体にクラシカルなイメージを保つように配慮したつもりである。