解剖体委員会

名簿

活動内容紹介

1970年(昭和45年)10月、解剖学会は、「医科系大学新設に際して日本解剖学会の意見書」を文部大臣へ提出し、解剖学教育・研究に不可欠の解剖体(御遺体)が著しく不足している実情を訴え、この時に前後して始まった医歯学系大学の新設認可にも関連してこの問題からの配慮を要望した。この御遺体不足の危機状況のもとで、解剖体委員会は同年に発足している。その後、関係者による永い時間と営々たる努力の下に献体の法制化へ向けて篤志解剖連合会と共同して精力的な活動をおこない、1983年(昭和58年)5月「医学及び歯学教育のための献体に関する法律」が制定されるに到った。この後、篤志献体比率は年々高まる経過となり今日に至っている。

解剖体委員会では、解剖体をいかによい状態で保存し、学生に解剖しやすいご遺体を提供し、よりよい環境で実習を遂行できるようご遺体をめぐる諸問題へ対応している。